7/29/2011
毎日が生まれたて!宇宙船長
7/28/2011
魔法をかけられた時間~もう一つの天の河の物語
花嫁さんからご両親に向けての物語です。
魔法をかけられた時間 ~もうひとつの天の河の物語
天の河を挟んで互いを想った七夕のお話には、
もうひとつの伝説があったことをご存じですか?
数えきれないほどたくさんある星の中から、
互いに惹かれあうことになった織姫と彦星。
共に生きようと決めた二人は、
南の島の岬に降り立ち、
家族が増えたらもう一度ここで海を見ようと誓いました。
かわいい女の子と男の子を授かって、
みんなで海を眺める夢は、ほどなく叶うかのようでした。
ところが海に想いを馳せた二人を快く思わなかった天の神様が、
「想い合うその愛を試しながら生きるがよい」と言い放ち、
二人の間に天の河を呼び起こすと、
河を消し去る呪文を伝えることなく、
姿を消してしまったのです。
織姫は、さびしい気持ちをこらえて必死で子供たちを育てました。
彦星は、そばにいてあげられないもどかしさにこらえ懸命に働きました。
天の河を消し去る呪文は、
本当の気持ちを言葉にすることだったのに・・・。
気づくと、織姫も彦星も、自分の気持ちを抑え込んで生きることに、
なれっこになってしまいました。
側にいて欲しい。
側にいてあげたい。
二人はどちらも、その想いを言葉にしないまま、
月日がたちました。
織姫のもとで子供たちはすくすく大きくなりました。
摘みたての苺のような頬を持つ
愛らしい娘に成長した女の子は、
天の河の向こう岸を眺め、父に想いを馳せました。
父の役も必死でこなす母を助けたいとも思いました。
そこで、彦星の父と母の助けをかりながら、
天の河に小さな橋をかけました。
橋のおかげで、織姫と彦星は、
一緒の時間を楽しめるようになりました。
娘の健気な姿を眺めていた「時の神様」が、
天の神様の呪文をとくことはできないけれど・・・、と
呪文のとける日が訪れる、時の魔法をかけました。
すると・・しばらくして天の河は消え去り、
家族は再び一緒にいられるようになったのでした。
織姫と彦星が仲良く暮らす様子を眺めていると、
娘の前に、彦星に似た優しい人があらわれました。
「この人と一緒に生きよう」そう決めた瞬間に娘は、
天の神様が与えた試練の奥にあったメッセージに気がつきました。
それは・・・
いつでも、どんな時でも、
そばにいる時でも、そうでない時でも、
相手を大切に思う気持ちを持ち続けなさい
ということでした。
娘がメッセージに気づいたご褒美として、天の神様は
織姫と彦星のたっての願い・・・
家族揃って海を見る夢を叶えてあげることにしました。
ずっと待ち続けていたからこそ、この瞬間が本当に愛おしい・・・
輝く海を前に、四人の誰もが口に出すことなく感じていました。
いままさに、新しく家族を作ろうとする娘は、
父と母のスタート地点で海を眺めながら、
魔法にかけられた時間をふりかえり、
遠くにいても自分を想っていてくれた父と、
命がけで産み育ててくれた母に感謝をしつつ、
いつの日か、もっとたくさんの家族とともに、
この輝く海を見ようと、心に誓うのでした。
天の河を消し去る愛を育んだ星
福島春果さん、それがあなたのご両親です。
2011年 7月16日
ひたむきなご両親へ愛に心を動かされて
冨永のむ子
ご結婚、おめでとうございます。
ギフトの場合は、お好きな写真をお入れしております。
7/14/2011
東方の三博士の物語 最終章~ 龍神とともにこの地を清める賢人
7/13/2011
東方の三人の博士の物語~第一章
東方の三人の博士の物語~プロローグ
7/12/2011
真の美しさの意味を伝える白鳥
本日アップする物語の持ち主は、
カネボウの春咲小紅のキャンペーンでご活躍だった、
モデルの林元子さん、
現在はコミュニケーションアドバイザーとして、北米や香港でご活躍中。
ご帰国の折に、わざわざお時間を作ってセッションにいらしてくださいました。
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まわりと違う姿のために、孤独に彷徨い、
やがて美しい白鳥の自分に気がついた、
「みにくいあひるの子」の話に続きがあるのをご存じですか?
自らの並み外れた魅力に気がついて以来、
白鳥の美しさと可能性はぐんぐん開花していきました。
美しい仲間と共に、光を浴びながら羽ばたく毎日。
自由な気持ちのまま周囲と調和するためには、
風を感じて呼吸を揃えるだけでいい。
空中で楽しげに編隊を描く時の解放感といったら、
周りに無理にあわせようとしていた自分が嘘のようでした。
誰よりも美しく羽ばたけるようになった白鳥はいつしか、
その秘密を仲間や他の鳥たちに教えてあげるようになりました。
自由に飛翔するための、体づかい、心使い、息づかい・・、
生きることそのものを美しく豊かにすること。
やがて、孤独に彷徨った過去は消え去り、
たくさんの仲間と心を通わせる幸せな日々を過ごすようになりました。
そんな白鳥の前に、賢く気高い黒鳥があらわれました。
黒鳥と共に生きることに決めると、
白鳥は大海原を自由に行き来できるようになりました。
翼を休め地上に降り立つたびに、
出会いや経験が心の中で積み重なっていることを感じました。
みにくいあひると言われ育った白鳥、
自分自身のスケールの大きさにとまどっていた白鳥、
美しく飛ぶことを伝える白鳥、黒鳥と世界を渡るようになった白鳥、
見知らぬ土地で、素晴らしいご縁に出会った白鳥。
その全てが自分を創る大切なもの。
大空を舞いながら、感謝の想いでいっぱいになった時、天から声がしました。
~出会うこと全てに意味があり、美しく生きる手助けとなるのです。
あなたがするべきことは、制約の中に生きる人々を解放すること。
ありのままに輝いて自由に羽ばたけるお手伝い。
若さや世の中の決まりごとの中にではなく、
偽り無く自分の歴史を重ねることの中にこそ、想像を超えた真の美しさがある、
そのことを伝え、人々の心を解放してあげなさい。
天からの声が白鳥の心の中に染みわたると、
目の前に一筋の光が射しました。
光をたどり白鳥が地上に降り立つと、そこは緑豊かな森。
目の前にはセコイアの樹がそびえたっていました。
賢人シクウォイアの魂が宿ると言われるセコイアの樹、
天に伸びる敬虔な姿に白鳥が頭を垂れていると、セコイアの樹は言いました。
「才能あふれる白鳥よ、
私が持つすべての叡智と権威を、そなたに授けます。
学びを深め、持てるものすべてを活用し、
人々を大空へ羽ばたかせてあげなさい。」
その声を全身で受け取ると、白鳥の全ての羽は真珠色に輝きだしました。
輝く真珠色の光に包まれた白鳥は、
大きく息を吸うと、緑の森を後に
再び大空へと飛び立っていきました。
真の美しさを伝える白鳥
林元子さん、それがあなたです。
2011年6月14日 美しい人生を探す旅のさなかに
冨永のむ子