2/18/2011

彷徨う旅人を癒す炎

ずいぶん前に書いたのに、

のせていないものがあまりにもたくさんありまして・・。。

今回は、今や家族のように仲良くしている、

シータヒーラー小島美佳ちゃんのパーソナルクレドです。

こちらはライブセッション的に、

メールでチャットしながらその場で書きあげたやや短めのもの。

プチクレドという形で、今後サービスメニューに入れたいと思います。

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彼女は炎。

荒れ野をさ迷う旅人を癒す焚火。


航海の無事を祈るセントエルモの灯

子供たちの頬を薔薇色に染めるキャンドルライト。

人の心に、静かに静かに宿る青い青い炎。

プロメテウスの神が、温かく安全な営みをと、人類に与えた贈り物。

「その使い途、誤ることなかれ」

神は人々にそう告げる。

かつて世界が滅びかけた日・・・、

スカンジナビアの巨人スルトルが、

投げつけた炎の剣(つるぎ)が、

世界の全てを焼き尽くした日・・・、

あの日のころを覚えている人はよもやいまい。


平和と安堵そして豊かな未来のために、

いつでもいつまでも、炎がまたたいていられますように。

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2/07/2011

魂の輝きを人々に届けるユニコーン。

 こちらのパーソナルクレドの持ち主は、
雑誌の編集長をしていらっしゃる女性です。




魂の輝きを人々に届けるユニコーン。

人々の創造の中に生きたと言われるユニコーンが実は
煙水晶から生まれたことをご存じですか?

煙水晶は、長いこと旅をしてきました。
山を超え、谷を渡り、海から大陸へ、
そして人々の手から手へ・・。
 ご縁を受けとって、出会いをいとおしみ、
悠久の歴史とともに生きていました。

老翁の前に鎮座し、その逸話に耳を傾け、
度量の大きさに感銘し、

美しさに目覚める乙女が紅をさす手元を照らし、

花嫁を祝福するキャンドルに光を分け与え・・・、

そして自らも静かに光を放つ煙水晶。

気がつくと、本当の美しさとは何か、

真の価値とは何か、

そして、永遠に残るべきものとは何かを

模索するようになりました。

豊かなご縁が重なり合って、
煙水晶のまわりには、たくさんの物語が
果てしなく広がっていきました。

そんな煙水晶には、小さな傷がありました。
その黒い傷は、煙水晶が地に足をつけていられるようにと、
老翁が授けてくれた苦行のかけら。

 大切な大切なお守りである一方で、
それは同時に、「幸せは苦悩と引き換えに」と、
心に打ち込まれた楔(くさび)でもあったのです。

 心に楔がささった煙水晶。
 光を生み出し、生み落とした光を失い、
恩をつないで人と出会い、人と別れ、
光と陰と運命に翻弄されながら、
 見えざる手に背中を押されるかのように、
人が幸せに年を重ねていく術を模索するようになりました。

 いつしか、黒い傷が大きく重たくなったのは、
気のせいではありませんでした。

 重い傷を背負いながらも、光に向かおうとする煙水晶の、
努力と葛藤を老翁が見逃すはずはありません。

 ある時、空から水晶へ一筋の光が降り注ぎました。
そして老翁の黒い傷が、煙となって立ちのぼり、
美しい馬があらわれたではありませんか。













 「先人たちの努力と苦悩を、分かち合ってくれてありがとう。
あらゆる傷みは慈愛に昇華しました。
これからは笑顔で光の中を行くがよい」

 低く穏やかな老翁の声が、はるか彼方から響き渡り、
気づくと、馬の額には美しい角がありました。

美しい湖水を思わせる、深い蒼色をしたその角は、
豊かな物語を聴き逃さないように、
あらゆる幸運を逃さないようにと、
傷と引き換えに
翁から授けられた贈り物だったのです。

以来、煙水晶は、伝説のユニコーンとなって、
光に包まれながら旅を続けるようになりました。

ユニコーンはいま、雲にのり、風を受け、
虹をかけのぼり、空の散歩を楽しみ、

大地から放たれる、魂の輝き・・・、
美しきもの、匠の作品、
歴史を受け継ぐ品々・・を見出しては、
その輝きを必要とする人へと届けるのです。

ユニコーンが届けるギフトによって、
人々は幸せに時を紡ぎ、
満ち足りた毎日を味わうことができるのでした。

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魂の輝きを人々に届けるユニコーン。
TKさん、それがあなたです。

2011124日 魂の輝きに命を吹き込む命を受け。冨永のむ子

光あふれる春を呼ぶ野うさぎ。

本日アップするパーソナルクレドは、44歳
の会社員の方の物語です。

光あふれる春を呼ぶ野うさぎ

その野うさぎと一緒にいると、
安心とともに勇気と自信がみなぎってきます。

誰もが持てる力を尽くせるようにと、
お手伝いする野うさぎ。


そのお手伝いが何より楽しくて、

野うさぎはいつもにこにこしています。

お世話上手の野うさぎと一緒なら、
厳しく長い冬も、安心して乗り越え、
春に花を咲かせる準備も万端。

野うさぎの冬ごもりは、
ムーミンママからもお墨つきです。


でも、遠い昔のことですが、そんな野うさぎにも、
冷たい冬の記憶がありました。


気立てよく忙しく立ち働く野うさぎの耳元に、
ムーミン谷のにょろにょろたちが、氷のつぶてをなげました。

「人のために何かして、それが何だっていうんだ。
正直者は損をする。お人良しは馬鹿を見る。
困った人がいたとしたって、
見てみないふりをすればいいのさ」

身も心も凍るような言葉の吹雪が吹きすさみ、
野うさぎは、一歩も進めなくなりました。



















身も心も凍りかけ、凍てつきそうになったその瞬間、

不思議な声が聞こえました。

あなたがお世話をしたいのは、あなたが笑っていたいから。
あなたのお世話を受けるのは、あなたの笑顔が見たい人。

その声ははるかかなたから聞こえるようでもあり・・、

耳元のすぐそばから聞こえるようでもあり・・・、

心の中から湧きあがっているようでもありました・・・。

ムーミンママの声だったのでしょうか?
春の陽だまりのような声でした。

野うさぎはその声に耳を傾けました。
体中の血液が、温かくまわっていくようでした。

気がつくと、にょろにょろの氷は消え果て、
どこにも見当たりませんでした。

野うさぎは、気がつきました。

みんなの準備は、自分の準備でもあること。
自分の準備は、みんなの準備でもあること。


















そう感じたとき、にょろにょろの声は、
ある意味正しくて・・・。

みんなのことばかり考えていた野うさぎ、
自分のお世話を忘れていたのでした。

人のことだけでなく、自分をいとおしみ大切にする。
そして、心から誠実に相手を想えば、

気持ちは必ず通じ合える。

・・・意味の無いものは一つもないということを教えてくれた。

遠い遠い昔の、不思議な事件でありました。

今では、温かな春そのものになった野うさぎ。

野うさぎがお世話をする人には、

温かい光で満ち溢れた、栄華の季節が訪れ、
どんな苦難にも恐れることなく、自信と勇気を持って、
誠実を武器に新しい時代を切り開く人となっていくのです。

冬を乗り越え、光あふれる春を呼ぶお手伝いをする野うさぎ。

MMさん、それがあなたです。


2011年1月25日 光あふれる春を待ちわびて 冨永のむ子