8/21/2011

永久(とわ)に繁る林檎の樹






本日の物語の持ち主は、

ドラえもんのように、

のぞみ通りのシステムを作ってしまう、

IT会社 株式会社コミットの代表 天間晃彦さん。














永久(とわ)に繁る林檎の樹

時間と空間を司る神が地上に植えた、
林檎の樹の話をご存じですか?

人類を目覚めさせ、引力の法則を生み出し、
革新の象徴にもなった林檎が、

新しい使命を背負うために、
再び地上に舞い降りてきました。

水のきれいな森に神はその苗を植え

「さあ、試練に立ち向かうが良い」とその場を後にしました。


















根こそぎ吹き飛ばされることもありました。

日照りの日々もありました。

ほころびかけた夢の花が、
しぼんでしまうこともありました。

まわりの木々が、楽しそうに太陽を浴びている時でも、
その樹だけは大きな試練に立ち向かっていました。

誇り高くあろうした林檎の樹。

これでもかと神が試練を与え続けても、
けっして折れ曲がろうとせずに、
あらゆる試練、自らの糧にコツコツと努力を重ね、
天に向かって伸びることをあきらめませんでした。

そんな樹のもとに、
色んな人が集まってくるようになりました。

人々の話に笑顔で耳を傾け、
その想いを受け止め、
惜しみなく実を差し出す林檎の樹・・。

人々がその林檎を食べると、

時間や空間から解き放たれる。

自由で独創的な人生を歩むようになる。

そして、未来への夢を語り出す。


果実に宿った力に感謝し、
林檎の樹は、ますますよい実を創ろうと、
たくさんの人の話を聞きながら、
研鑽と努力を忘れずに、天に天にと腕を広げ続けていきました。

神がその努力を見逃すはずはありません。


















「そなたの本当のお役目は、
進化のエネルギーを与え続けること」、

あらゆる変化や試練を受け容れ、
最もふさわしく在り続けられる命を増やすこと」

神のそんな声が幹を貫いた瞬間・・・、
大きな地響きとともに、林檎の樹は見上げるような大樹となりました。

大樹となった林檎の樹が、足元を見下ろすと、
自分のまわりを囲むようにして、
小さな苗木がたくさん生えておりました。

「この苗木たちと共に、
進化のエネルギーをもたらす果樹園となろう」

そう決意した林檎の樹の根元に、
いつの間にか大きな洞(うろ)があいていました。
洞の中に小さな宇宙が広がっています。

中を流れるのは
優しく、ひたむきで、それでいて力強い、
進化のエネルギー。

そのエネルギーを受け取った者は誰でも、
自らを信じ、共に生き共に栄え、進化し続けるのでした。

人々の姿を見守りながら、
神の魂が宿る果樹園は、
100年たっても、1000年たっても、
静かに風に吹かれていることでしょう。

永久に繁る林檎の樹
 
天間晃彦さん それがあなたです。



















2011年 717
共に進化し続けることを願って 冨永のむ子


7/29/2011

毎日が生まれたて!宇宙船長



「どこにもない、どこにでもある」
そんな名前の宇宙船の話をご存じですか?

その宇宙船は、草花のエネルギーを燃料に、
好奇心という名の羅針盤を携えて、
果てしない宇宙を旅しています。

宇宙船の中には、「時間」というものがありません。
























過去も未来もすべて、いまという至福の時間につながり、
見るもの聞くもの触れるものすべて、
いつでも「初めまして」なのです。

宇宙船の船長の仕事は・・・
幸せでいることとでも言いましょうか。
お母さんでありながら、生まれたての赤ちゃんのように、
好奇心にかられるままに、見たいものを見て、行きたいところに行き、
稲穂とたわむれたり、居眠りしたり、プールで泳いだりしながら、
家族と共に愛にあふれて暮らしています。

そんな船長の姿を見て、
私も宇宙船に乗せて、というお母さんたちがいます。

本当は、「どこにもない、どこにでもある号」に乗せていいのは
自分と家族だけなのですが・・(笑)
船長は、おいでおいでと宇宙船の中にいれます。

平凡な毎日に退屈していたお母さんたちは、
どんな冒険が始まるだろうかと、
乗った人はみな、ドキドキしています。

船長がにっこり微笑んで燃料タンクに花のエネルギーを注ぎ・・、

さあ、出発・・・

と思いきや、宇宙船は、
いつまでたっても動こうとする気配がありません。






おかしいな・・と船長を見ると、
居眠りしながら、笑っているではありませんか。

そんな船長を前に、
怒って出て行ってしまうお母さんもいますが、

そこに何かがあるのではと、
じいっと心に意識を向けると

花のつぼみが開く音くらいに、
小さな小さな声が聞こえてきます。

・・・・

他人の運転する宇宙船に乗っても、
目の前に宇宙は広がらない。

動くのは自分、宇宙はいつでも、
あなたの心の中に広がっている。

・・・
その声を聞いて、はっと顔をあげたお母さんの心に、
船長がひゅいっと矢を放ちます。

すると、お母さんたちはみな
偽りの人生から解放され、

気づくと、宇宙船、「自分号」の運転免許を手にしているのでした。

宇宙船「自分号」の免許には、こんなことが書いてあります。

自分で宇宙の果てまで行ける運転手になるための心得。
心の根っこを広げて宇宙のつながりを信じていればいいんだよ。

・自分以外のものになろうとするべからず。
・いつでも生まれたてのような気持ちで、はじめましての心でいるべし。
・自分をとりまくすべてに意味がある、感謝していまを生きるべし。

・・・・
船長から免許を受け取って、
愛そのものの自分を取り戻すお母さんたちは、

やがて家族を乗せた自分の宇宙を冒険するようになるのです。

目覚めたお母さんたちの冒険話はどこ吹く風で、
船長はいまごろ、燃料のお花のにおいにうっとりして、
居眠りしているところかもしれませんけどね。

毎日が生まれたて!宇宙船長
勝然貴美江さん、それがあなたです。

201171日 
一人ひとりの、大いなる宇宙のつながりに感謝して  冨永のむ子


7/28/2011

魔法をかけられた時間~もう一つの天の河の物語

ウエディング用のギフトクレド。

花嫁さんからご両親に向けての物語です。























魔法をかけられた時間 ~もうひとつの天の河の物語


天の河を挟んで互いを想った七夕のお話には、
もうひとつの伝説があったことをご存じですか?


数えきれないほどたくさんある星の中から、
互いに惹かれあうことになった織姫と彦星。


共に生きようと決めた二人は、
南の島の岬に降り立ち、
家族が増えたらもう一度ここで海を見ようと誓いました。


かわいい女の子と男の子を授かって、
みんなで海を眺める夢は、ほどなく叶うかのようでした。


ところが海に想いを馳せた二人を快く思わなかった天の神様が、


「想い合うその愛を試しながら生きるがよい」と言い放ち、


二人の間に天の河を呼び起こすと、
河を消し去る呪文を伝えることなく、
姿を消してしまったのです。


織姫は、さびしい気持ちをこらえて必死で子供たちを育てました。
彦星は、そばにいてあげられないもどかしさにこらえ懸命に働きました。


天の河を消し去る呪文は、
本当の気持ちを言葉にすることだったのに・・・。


気づくと、織姫も彦星も、自分の気持ちを抑え込んで生きることに、
なれっこになってしまいました。


側にいて欲しい。

側にいてあげたい。

二人はどちらも、その想いを言葉にしないまま、
月日がたちました。


織姫のもとで子供たちはすくすく大きくなりました。

摘みたての苺のような頬を持つ
愛らしい娘に成長した女の子は、

天の河の向こう岸を眺め、父に想いを馳せました。

父の役も必死でこなす母を助けたいとも思いました。

そこで、彦星の父と母の助けをかりながら、
天の河に小さな橋をかけました。

橋のおかげで、織姫と彦星は、
一緒の時間を楽しめるようになりました。

娘の健気な姿を眺めていた「時の神様」が、

天の神様の呪文をとくことはできないけれど・・・、と
呪文のとける日が訪れる、時の魔法をかけました。

すると・・しばらくして天の河は消え去り、
家族は再び一緒にいられるようになったのでした。


織姫と彦星が仲良く暮らす様子を眺めていると、
娘の前に、彦星に似た優しい人があらわれました。

「この人と一緒に生きよう」そう決めた瞬間に娘は、

天の神様が与えた試練の奥にあったメッセージに気がつきました。

それは・・・

いつでも、どんな時でも、

そばにいる時でも、そうでない時でも、 

相手を大切に思う気持ちを持ち続けなさい

ということでした。

娘がメッセージに気づいたご褒美として、天の神様は
織姫と彦星のたっての願い・・・
家族揃って海を見る夢を叶えてあげることにしました。


ずっと待ち続けていたからこそ、この瞬間が本当に愛おしい・・・
輝く海を前に、四人の誰もが口に出すことなく感じていました。

いままさに、新しく家族を作ろうとする娘は、
父と母のスタート地点で海を眺めながら、
魔法にかけられた時間をふりかえり、


遠くにいても自分を想っていてくれた父と、
命がけで産み育ててくれた母に感謝をしつつ、


いつの日か、もっとたくさんの家族とともに、
この輝く海を見ようと、心に誓うのでした。


天の河を消し去る愛を育んだ星
福島春果さん、それがあなたのご両親です。

2011年 7月16日
ひたむきなご両親へ愛に心を動かされて
冨永のむ子

ご結婚、おめでとうございます。























ギフトの場合は、お好きな写真をお入れしております。

また、表紙を思い出の布で誂えることもできます。
(素材などによりますが)

今回は、布もこちらでご用意したので、
フォトフレーム仕立てにいたしました。

お式の写真を入れる楽しみも味わっていただけると嬉しいです。

福島春果さん、どうぞお幸せに。

ありがとうございました☆

7/14/2011

東方の三博士の物語 最終章~  龍神とともにこの地を清める賢人

東方の三博士の物語 最終章~ 龍神とともにこの地を清める賢人

東方の三博士 最後の物語の持ち主は、

治療院を営む、71歳の女性。

古希を過ぎてなお、自らの天命を模索するお姿に深い感銘を受けました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


















東方の三博士の物語 最終章~ 

龍神とともにこの地を清める賢人


キリストに没薬を捧げた賢人の魂は、二人の賢人の仕事を認め、

いままさに最後の大仕事を始めようとするところ・・。

その賢人の魂は常に生と死と向かい合い、

体は殆どその意味を持たない。

魂が命の声を聞き、

魂が命の輝きを見定め、

魂が薬草の効能をかぎ取り、

死を超えた生を生きた幾多の魂を看取り、
天上の光へと還す。

深い呼吸とともに、
生と死のはざまを行き来しながら、

空に願いを叫ぶと、
太陽が地上に光を降り注ぐ。

永い長い間、天にお使えしてきたその魂が、

いままさに大いなるものに導かれ、
真のお役目を果たす。

そのお役目は、地上の浄化、

ヘロデ王の呪いがかかった人々の思考、
生きとし生けるもの全ての意識、
ありとあらゆる魂の曇り・・、

その全てを浄化し、光のもとへ還すお役目・・。
苦しくも偉大なその業を、
賢人が魂の底から受け容れた時、

龍神が賢人の加勢を誓うことだろう。

賢人がひるがえす大麻を合図に、
龍神は、大地にその息吹を放つ。

すると・・


















小さな神々が本分を取り戻し、
人々は目覚める。

すべての呪いは消え去り、
大地は再び清らかなエネルギーで満ち満ちる。

地上は再び楽園の輝きを取り戻す。

龍神とともにこの地を清める賢人
宮崎俶恵さん、それがあなたです。


2011年 7月1日 その浄化のエネルギーを体中にあびながら、冨永のむ子

7/13/2011

東方の三人の博士の物語~第一章

東方の三博士の物語 第一章 



~賢人を守り支えることが出来る、ただ一人の男

イエス・キリストに贈り物を捧げた、
東方の三博士の魂が、再び地上に降り立った時、

他の二人を助ける運命を背負った賢人がいたことをご存じですか?

それは、キリストに黄金を捧げた賢人

黄金は神への愛の象徴であるにもかかわらず、
権力と欲望にまみれた世になってしまったために、

賢人の真の力は封印されたまま、
一人の男としてこの地に降りることになりました。

自らを賢人のひとりとは、知るよしもなく、
男は毎日を味わいながら、生きていました。

何事も無いように見えながらも、
毎日を生きることが精一杯で、
天命について想いを馳せることはありませんでした。

けれども、気がつくと
キリストの生誕を知った時と同じように、

星が彼を導き、
男は地上に舞い降りた、二人の賢人と再開したのです。

没薬を捧げた賢人からは、
多くの教えをもらいました。

乳香を捧げた賢人とは、
ともに生きることになりました。

3人が同じ場所に立ったとき男は、

二人の賢人を支え、お守りすることが、
今のお役目であることに気がつきました。

ヘロデ大王の負のエネルギーから、二人を守り、

大王の魂を完全に光に還すために、

二人が最高最善の状態でいられるように、

時に見守り、時に疲れを癒し、

昔感じた後悔を、
二度と繰り返さないよう、
全身全霊で自らが盾となって・・

そうやってヘロデ王の呪いが解けた、その時にこそ、
男は賢人として封印された力を取り戻すことができることでしょう。

封印された力はまさしく愛そのもの。

三博士が再び、地上に贈り物を捧げる日はすぐそこです。

賢人を守り支えることができるただ一人の男
峯岸広志さん それが今のあなたです。


201171日 封印が解け、地上に愛があふれる日を心待ちにして。冨永のむ子

※なぜかこちらの写真、上下さかさまになってしまうのですが・・・。

どうしても直せなくてすみません・・よろしければブログへどうぞ。