羅針盤に姿を変えたことをご存知ですか。
その羅針盤は輝く銀色で、
生き生きとした頬の色のような、
うっすらとした紅色の大理石の文字盤と、
天空の夕映えを思わせる柔らか茜色の房飾りが、
かつて女神であったことを思い起こさせてくれます。
羅針盤の針が指し示すもの、
それは光です。
何気なく握り締めて初めて、
光の存在を知るものがいます。
また、
ある者は、見失った光を求めて、
ある者は、光のありかを確かめるために、
ある者は、光の存在を知るために、
羅針盤を懐に旅をします。
どんな人のもとでも、動じることはなく、
それぞれの人生の光、幸福という名の光のありかへと、
羅針盤はいざなっていくのです。
ごくまれに、未熟な子供の手に渡り、
くるくると振り回されることもあり・・・、
羅針盤にとって、それはちょっとした事件ではありますが、
そんな時でも、勝利の美酒に酔ったマタドールのように、
しばしの円舞を楽んだのち、また静かに光ある場所を指し示し、
自らもまた銀色の光を放ち続けます。
女神の生まれかわりである、輝く銀の羅針盤、
FTさん、それはあなたです。
(40代 学校経営者 女性)
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