7/13/2011
東方の三人の博士の物語~プロローグ
7/12/2011
真の美しさの意味を伝える白鳥
本日アップする物語の持ち主は、
カネボウの春咲小紅のキャンペーンでご活躍だった、
モデルの林元子さん、
現在はコミュニケーションアドバイザーとして、北米や香港でご活躍中。
ご帰国の折に、わざわざお時間を作ってセッションにいらしてくださいました。
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まわりと違う姿のために、孤独に彷徨い、
やがて美しい白鳥の自分に気がついた、
「みにくいあひるの子」の話に続きがあるのをご存じですか?
自らの並み外れた魅力に気がついて以来、
白鳥の美しさと可能性はぐんぐん開花していきました。
美しい仲間と共に、光を浴びながら羽ばたく毎日。
自由な気持ちのまま周囲と調和するためには、
風を感じて呼吸を揃えるだけでいい。
空中で楽しげに編隊を描く時の解放感といったら、
周りに無理にあわせようとしていた自分が嘘のようでした。
誰よりも美しく羽ばたけるようになった白鳥はいつしか、
その秘密を仲間や他の鳥たちに教えてあげるようになりました。
自由に飛翔するための、体づかい、心使い、息づかい・・、
生きることそのものを美しく豊かにすること。
やがて、孤独に彷徨った過去は消え去り、
たくさんの仲間と心を通わせる幸せな日々を過ごすようになりました。
そんな白鳥の前に、賢く気高い黒鳥があらわれました。
黒鳥と共に生きることに決めると、
白鳥は大海原を自由に行き来できるようになりました。
翼を休め地上に降り立つたびに、
出会いや経験が心の中で積み重なっていることを感じました。
みにくいあひると言われ育った白鳥、
自分自身のスケールの大きさにとまどっていた白鳥、
美しく飛ぶことを伝える白鳥、黒鳥と世界を渡るようになった白鳥、
見知らぬ土地で、素晴らしいご縁に出会った白鳥。
その全てが自分を創る大切なもの。
大空を舞いながら、感謝の想いでいっぱいになった時、天から声がしました。
~出会うこと全てに意味があり、美しく生きる手助けとなるのです。
あなたがするべきことは、制約の中に生きる人々を解放すること。
ありのままに輝いて自由に羽ばたけるお手伝い。
若さや世の中の決まりごとの中にではなく、
偽り無く自分の歴史を重ねることの中にこそ、想像を超えた真の美しさがある、
そのことを伝え、人々の心を解放してあげなさい。
天からの声が白鳥の心の中に染みわたると、
目の前に一筋の光が射しました。

光をたどり白鳥が地上に降り立つと、そこは緑豊かな森。
目の前にはセコイアの樹がそびえたっていました。
賢人シクウォイアの魂が宿ると言われるセコイアの樹、
天に伸びる敬虔な姿に白鳥が頭を垂れていると、セコイアの樹は言いました。
「才能あふれる白鳥よ、
私が持つすべての叡智と権威を、そなたに授けます。
学びを深め、持てるものすべてを活用し、
人々を大空へ羽ばたかせてあげなさい。」
その声を全身で受け取ると、白鳥の全ての羽は真珠色に輝きだしました。
輝く真珠色の光に包まれた白鳥は、
大きく息を吸うと、緑の森を後に
再び大空へと飛び立っていきました。
真の美しさを伝える白鳥
林元子さん、それがあなたです。
2011年6月14日 美しい人生を探す旅のさなかに
冨永のむ子
7/06/2011
人々を心の原点へと呼び戻す菩提樹

なぜか写真が縦になってしまっていますが・・・
本日アップするパーソナルクレド®の持ち主は
湯河原の温泉宿、旅館ふかざわの女将、深澤里奈子さん
輝く翡翠を思わせる、
つやつやと美しい緑色をしたソラマメのお話です。
ソラマメが生まれた緑色のゆりかごは、
笑顔が絶えない、温かく居心地のよい場所でした。
たくさんの人が、その心地よさに惹かれてゆりかごの元へ集います。
思いやりに満ちた仲間に囲まれ、
大切に大切に守られて、ソラマメは素直にすくすくと育っていきました。
はじけるようなエネルギーに満ち溢れたソラマメは、
豊かな愛情に包まれて、とても幸せでした。
そこにいることが自分の運命だと思っていましたし、
ゆりかごに乗り込んだ仲間や、一期一会で訪れる人たちのために、
より快適な場所にしようと一生懸命でした。
ゆりかごのもとを訪れると、みんな笑顔になります。
不思議だったのは、自分の居場所に戻ってからも、
その笑顔がいつまでも続くこと。
魔法のような場所を作ることができて、ソラマメはとても幸せでした。
しだいに、ソラマメはもっともっと笑顔の人を増やしたいと思うようになりました。
ゆりかごに守られるのではなく、自分がゆりかごを守れるように、
そしてその魔法が外の世界へも広がっていくように・・・、
長い間心の奥に秘めていた想いを実現する時が来た。
ある時ソラマメは決意しました。
「勇気を持って一歩を踏み出そう」
ソラマメの体いっぱいに意志の力が漲ったとき・・、
パーンとはじける音がして、
ソラマメは天にむかって飛んでいきました。
ソラマメの周りを覆っていた、目に見えない枠が取り払われた瞬間でした。
外に飛び出し、大地に足がついたとたんに・・・、
天にむかってどこまでも広がる感じがしました。
大地に根を張っていく感じもありました。
気がつくと、ソラマメは、
豊かな緑色の葉をたたえた菩提樹の樹に姿を変えていました。
・・・・・
その菩提樹のまわりで、
小川はさらさらとせせらぎ、
小鳥は朗らかにさえずる。
満開の桜が、大地を薄紅色に埋め尽くす。
その様子はまるで、
傍に寄り添う人を楽しませようと、
我こそはとおもてなしを競うがごとく・・・。
菩提樹のもとに集う人はみな、
愛にあふれるエネルギーを受けとる。
笑顔を取り戻し、
迷いをぬぐい去り、真の自分を感じながら、
あらたな本気の一歩を踏み出す力が湧きあがる。
・・・
「真の自分は、人から与えられるものでなく、
自分の心の中にその源があるのです。
我が身に起きるすべてのことを、
豊かさに向かうギフトと感じて生きなさい」
・・
菩提樹は広い世界にそんなメッセージを発しながらも、
人々を温かく迎え、原点に還る場所として、
ゆりかごを守り、共にあり続けるのでした。
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人々を心の原点へと呼び戻す菩提樹
深澤里奈子さん それがあなたです。
2011年 06月03日 共に原点へ向う喜びに満たされながら 冨永のむ子
~あとがき、
ソラマメが菩提樹として、
ゆりかごを守っていくようになってから、
気がついたことがありました。
それは・・
菩提樹が生み出している平安と、
祖母の時代に、ゆりかごが作りだしていた心の平安は、
形は違えど同じだったということ。
そのことに気がついた菩提樹は、
ゆりかごに生まれ、ゆりかごを守っていく自らの運命に、
ますます感謝して、祈りをささげながら日々を営むようになりました。
すると・・・
時は弥生、お釈迦様のお誕生日の日のことです。
菩提樹の前にお釈迦様が舞い降り、
その花から種を取り、大空へと放たれたのです。
お釈迦様が放たれたその種が降り立ったところには、
美しい柳の樹が生えてきました。
お釈迦様はその柳に「安寧」という名前を授けてくださいました。
吹く風にしなやかに揺れながらも、
必ず自らの芯に舞い戻り、
吹く風によって、より強い芯となる、
人々は、その佇まいを眺めるにつけ、
自らもしなやかな芯を持つ存在で
在り続けようという勇気をもらうのでした。
株式会社あんねいが、
たくさんの人々の心に、
しなやかな強さと、真の幸福を運んでいきますように。