2/07/2011

魂の輝きを人々に届けるユニコーン。

 こちらのパーソナルクレドの持ち主は、
雑誌の編集長をしていらっしゃる女性です。




魂の輝きを人々に届けるユニコーン。

人々の創造の中に生きたと言われるユニコーンが実は
煙水晶から生まれたことをご存じですか?

煙水晶は、長いこと旅をしてきました。
山を超え、谷を渡り、海から大陸へ、
そして人々の手から手へ・・。
 ご縁を受けとって、出会いをいとおしみ、
悠久の歴史とともに生きていました。

老翁の前に鎮座し、その逸話に耳を傾け、
度量の大きさに感銘し、

美しさに目覚める乙女が紅をさす手元を照らし、

花嫁を祝福するキャンドルに光を分け与え・・・、

そして自らも静かに光を放つ煙水晶。

気がつくと、本当の美しさとは何か、

真の価値とは何か、

そして、永遠に残るべきものとは何かを

模索するようになりました。

豊かなご縁が重なり合って、
煙水晶のまわりには、たくさんの物語が
果てしなく広がっていきました。

そんな煙水晶には、小さな傷がありました。
その黒い傷は、煙水晶が地に足をつけていられるようにと、
老翁が授けてくれた苦行のかけら。

 大切な大切なお守りである一方で、
それは同時に、「幸せは苦悩と引き換えに」と、
心に打ち込まれた楔(くさび)でもあったのです。

 心に楔がささった煙水晶。
 光を生み出し、生み落とした光を失い、
恩をつないで人と出会い、人と別れ、
光と陰と運命に翻弄されながら、
 見えざる手に背中を押されるかのように、
人が幸せに年を重ねていく術を模索するようになりました。

 いつしか、黒い傷が大きく重たくなったのは、
気のせいではありませんでした。

 重い傷を背負いながらも、光に向かおうとする煙水晶の、
努力と葛藤を老翁が見逃すはずはありません。

 ある時、空から水晶へ一筋の光が降り注ぎました。
そして老翁の黒い傷が、煙となって立ちのぼり、
美しい馬があらわれたではありませんか。













 「先人たちの努力と苦悩を、分かち合ってくれてありがとう。
あらゆる傷みは慈愛に昇華しました。
これからは笑顔で光の中を行くがよい」

 低く穏やかな老翁の声が、はるか彼方から響き渡り、
気づくと、馬の額には美しい角がありました。

美しい湖水を思わせる、深い蒼色をしたその角は、
豊かな物語を聴き逃さないように、
あらゆる幸運を逃さないようにと、
傷と引き換えに
翁から授けられた贈り物だったのです。

以来、煙水晶は、伝説のユニコーンとなって、
光に包まれながら旅を続けるようになりました。

ユニコーンはいま、雲にのり、風を受け、
虹をかけのぼり、空の散歩を楽しみ、

大地から放たれる、魂の輝き・・・、
美しきもの、匠の作品、
歴史を受け継ぐ品々・・を見出しては、
その輝きを必要とする人へと届けるのです。

ユニコーンが届けるギフトによって、
人々は幸せに時を紡ぎ、
満ち足りた毎日を味わうことができるのでした。

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魂の輝きを人々に届けるユニコーン。
TKさん、それがあなたです。

2011124日 魂の輝きに命を吹き込む命を受け。冨永のむ子

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